仏壇のお手入れ方法
仏壇を永く綺麗に使うためには、定期的に掃除をすることをおすすめします。とても神聖で繊細なので、単にホコリを払う、水拭きするといったお手入れにも細心の注意が必要です。そこで、仏壇のお手入れ方法についてご紹介します。
掃除をする時期
1年の汚れを綺麗にして気持ちよく新年を迎えるために、年末に大掃除をするご家庭も多いです。
仏壇も年に1回大掃除のような感覚で綺麗にする方もいらっしゃると思いますが、定期的に自宅の掃除をするように、仏壇もコツコツと掃除をした方が長持ちします。
軽くホコリを払う程度でも毎日行うことをおすすめしますが、なかなか難しい場合は週に1回や月に1回、季節の変わり目など、定期的に綺麗にするようにしましょう。
仏壇のお手入れ方法
仏壇をお手入れする際は、花瓶や香炉、りんセットといった仏具を取り出し、良質な毛バタキで上から順にホコリを払っていきます。
仏具を取り出す前に、元の場所に戻せるように写真を撮っておくと良いでしょう。
その後、木製部分やガラス部分は固く絞った布で優しく拭き、汚れがひどい箇所は薄めた中性洗剤につけた布を固く絞って汚れを落とし、水につけた別の布を固く絞って洗剤を完全に拭き取り、水分が残らないよう乾いた布で拭きます。
漆部分は乾拭きして、汚れがひどい箇所はぬるま湯につけた布を固く絞り優しく拭き、速やかに乾いた布で水分を拭き取ります。金箔はとてもデリケートなので、金箔部分は毛バタキで軽く払う程度に留め、ダメージや汚れがある場合は専門家に相談し、クリーニングや修理について考えると良いです。
要注意ポイント
仏壇の掃除にも専用のお手入れ用品があるので、できるだけ専用のもの、または品質が良いものを使うと安心です。変色や変形の可能性があるため、溶剤や化学雑巾の使用には十分な注意が必要で、専用のクリーナーを使う場合も対応した素材以外の箇所に掛からないようにしなければなりません。硬い布を使ったり強く擦ったり水分を放置したりするのはダメージに繋がってしまうので、どんな材質の仏壇も優しくお手入れをするのが基本です。
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